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2014-01-08 Wed
四方田犬彦 「先生とわたし」 (新潮文庫) 平成22年7月1日刊
これは著者と、その師であった由良君美との関わりについて、由良の家系に遡り、また師と弟子の関係について、ジョージ・スタイナーや山折哲雄の著作を引用し書かれたものです。
70年代から80年代にかけて、東大駒場のキャンパスにあって、由良は一世を風靡したカリスマ教師でした。四方田は、その由良の優秀な弟子でしたが、ある時期由良から疎んじられるようになります。かつて心酔していた師であったが故に、おそらく受け入れがたいものがあったのでしょう。そこで著者は、由良を知る者に会って話を聞き、由良の家系まで調べてその人となりを理解しようとします。その結果、次のように書いています。
「自分があまりにも彼の当時の心情を蔑ろにしていたことに思い当たったのである。わたしは弟子の観点から師を仰ぎ見ることに懸命であって、師の側に立って弟子を見るという発想をまったく持ち合わせていなかったのではないだろうか。」、「わたしは自問する。はたして自分は現在に至るまで、由良君美のように真剣に弟子にむかって語りかけたことがあっただろうか。弟子に強い嫉妬と競争心を抱くまでに、自分の全存在を賭けた講義を続け、ために自分が傷つき過ちを犯すことを恐れないという決意を抱いていただろうか。」
2014-01-08 Wed 17:26 | 古本
<アンナ・カヴァン 「氷」 (サンリオSF文庫) 1985年2月28日刊 | TOP | 徳岡孝夫 「五衰の人」 (文春文庫) 1999年11月10日刊>
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