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2013-07-20 Sat
梶井基次郎全集全一巻 (ちくま文庫) 1986年8月26日刊
この文庫は、昭和41年4月から6月に筑摩書房から刊行された「梶井基次郎全集」前3巻本を底本としたものですが、書簡もありませんし、年譜もなく、残念ながら全集の名に値しません。なぜこれを全集と銘打ったのか、編集部の見識が問われましょう。
とは言いつつ、梶井の作品の価値とは無関係です。梶井の作品は、思いのほか現代的で、古さを感じさせません。例えば、
「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた」(檸檬)
「私の病んでいる生き物。私は暗闇のなかにやがて消えてしまう。しかしお前は睡らないでひとりおきているように思える。そとの虫のように・・・・青い燐光を燃しながら。」(ある心の風景)
「雲が湧き立っては消えてゆく空のなかにあったものは、見えない山のようなものでもなく、不思議な岬のようなものでもなく、なんという虚無!白日の闇が満ち充ちているのだということを。」(蒼穹)
「課せられているのは永遠の退屈だ。生の幻影は絶望と重なっている。」(筧の話)
2013-07-20 Sat 13:04 | 古本
<梶井基次郎「檸檬・ある心の風景」(旺文社文庫)1972年12月10日刊 | TOP | 徳岡孝夫 「五衰の人」 (文春文庫) 1999年11月10日刊>
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