Renkei日記 - 八十島法律事務所

2012-10-11 Thu

吉田一穂 「羅甸薔薇」 (山雅房) 昭和25年6月1日刊


 限定100部で、一穂が52歳のときに出版しています。これを出した目的について、「既刊四詩集の誤りを校し、法を立て、ひとまず定本を編纂することゝした。」と書いています。
 軸で「藝術とは構成であり、一にかゝって比率にその秘密がある。だが詩に道はなく、救ひはない。イデエという不死病があるだけである!」と書いています。
 おそらく真の芸術家だけが、この言葉の意味を理解することができるのでしょう。

2012-10-11 Thu 17:42 | 古本

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