Renkei日記 - 八十島法律事務所

2012-07-13 Fri

吉岡実 「死児」という絵〔増補版〕 (筑摩叢書328)1988年9月25日刊 


 元本は、1980年に思潮社から出されています。この元本は、部数も少なく、当時としては値段も高かったことから、今回再刊されることになったとあります。
 内容は、エッセイということですが、自分の詩集についての話や、義父である和田芳恵のこと、加藤郁乎や飯島耕一との出会いについて書かれています。また中原中也の署名入りの「山羊の歌」を所有しているとか、西脇順三郎の東京出版刊の「旅人かへらず」と「あむばるわりあ」の2冊はゾッキ本を貰って、真に魔力ある詩に驚いたといっています。それにしても、ゾッキ本として出ていたことに驚きます。

2012-07-13 Fri 18:00 | 古本

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