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2013-02-21 Thu
山中の第一詩集がこれです。タイトルは火串戯と書いて、火遊びと読みます。山中は、シュールレアリストであり、シュールレアリスムの正しい紹介者でした。
なので、
君はうなぎ丼あなたは鯛めし僕は癇癪
折鞄は網棚へ、明日なら歳が喰べられた
というものもありますが、こんなのもあります
雨の脚
僕のアンブレラのなかには君もゐる
この窓あの屋根を下ってもろもろの口笛も戻る
君はそんなに耐へかねてゐる
僕はそんなに剛情だ
小鳥たちが超え聲を落として羽搏くこともやる
夕暮が夜に呑まれた
僕のアンブレラのなかには僕はゐない
当時この本の装幀上の特色(用紙は山家紙、外装はカス入り楮紙)が、フランスのシュールレアリストに大きな反響を与えたそうです。
2013-02-21 Thu 21:25 | 古本
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●地下鉄東西線「西11丁目駅」下車
3番出口直結 南大通ビル9階
●市電「中央区駅前」停留所より
徒歩約2分
●近隣に有料駐車場有り
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